日本塗装技術研究会とは
なりたち
2000年10月
神奈川県の曽根塗装店店主が個人の塗装業者としてはおそらく初めて曝露試験を開始。2007年4月
宮城県の阿部塗装店店主が曽根塗装店の影響で曝露試験を開始。その後、塗料の曝露試験にとどまらない多くの試験を始め、「YouTube」と「Instagram」で発信。
2020年
日本塗装技術研究会の原型となる初期メンバーがSNSを通じて知り合う。全員が親方・社長であると同時に自身も現場に出ている現役の塗装職人。
その後2年ほど意見交換を行い縁を深めていくなかで、「屋外曝露試験」を行うことを決定。
2023年
初期メンバー達が影響を受けていた曽根塗装店店主に連絡し,阿部塗装店店主とも繋がり、両氏からアドバイスをもらいながら曝露試験の準備を開始。5月に屋外曝露試験の400を超える検体設置を完了。
が、その後も交流を続けていくうち、自分たちと同じような熱量や考えをもった人達が増えれば、さらに切磋琢磨が出来るのではないかと考えるに至る。
2023年11月
SNSでメンバーを募集。20数名応募があった中から、最終的には5名の仲間が増える。
2024年
2月に会の名称を「日本塗装技術研究会」と決定、4月にインスタグラムを開始して、正式に始動。その後もメンバーからの紹介やインスタグラムでの入会案内の告知を行い、少しずつ人数が増えつつある。
メンバーの発案により外部の協力を得て制作されたオリジナルグッズ
クロスカット試験(碁盤目試験)のためのスリットとクラックスケール
クロスカット試験(碁盤目試験)のためのスリットとクラックスケール
方針
私たちは、見積もりをした人間自身が現場で作業することが理想的な形であると考えています。
だからこそ「現場に出なくなったら即退会」という他に例のない決まりを設けました。
また、会費さえ支払えば誰でも加入できるわけではなく、現メンバーから1票でも反対があったら入会は認められません。
その点でも唯一無二の塗装職人だけの会です。
職人が生涯経験できる現場数は限られていますが、メンバー各々が積み上げてきた経験と繰り返してきた試行錯誤を持ち寄ることで、日々の仕事に生かせる交流を継続していきます。
集客を主目的としているフランチャイズのような団体ではなく、お互いが助け合う円のような組織です。
会長は存在せず、会の運営は全員の採決により決定します。
活動内容
メンバー限定のアプリ内にて、材料・道具・施工方法などについての情報交換が日常化しました。
「論より証拠」という言葉の通り、世に出ている塗装に関する常識に縛られることなく様々な試験を行ったり、メンバーそれぞれの成功と失敗を教え合うことで物事を多角的に捉えることに繋がっています。
また、オンラインだけではなく、1年に1回のオフ会を開催していきます。