スーパーガルテクトに対する養生テープの糊残り実験

近年、新築や改修工事の屋根にガルバリウム製の屋根を葺く家が増えてきています。改修工事においてもコロニアルネオやパミール等のノンアス初期のカラーベスト材の場合は塗装ではなくカバー工法を行う事が多くその際にはガルバリウム製の屋根材が多く使われる事から今回の実験を行いました。

今回使用した屋根材はアイジー工業のスーパーガルテクト。3種類ある内の標準仕様のものです。SGLと言われる超高耐候ガルバリウムです。この屋根材はかなり人気で自分の周りではこの屋根材でカバーしている事がほとんどです。

スーパーガルタクト屋根材


この屋根材に養生テープを7メーカー全22種貼っていきます。

各種養生テープ

ここから倉庫の屋根の上に設置して1週間暴露します。ついでなんで絶対糊残りしないであろうルパンクーペも貼りました。
2025/7/8設置

ガルテクトへ養生テープ貼り付け


2025/7/15  1週間経過後の写真。
真夏の厳しい環境で1週間暴露。その期間1日雨も降ってくれました。
全体的にヨレてますね。

養生テープ貼り付け②

んで結果は次の通りです。いい感じに違いが出てくれました。

(タップするとまたはマウスを乗せると 剥がす前の写真に変わります)
(写真の外側をタップするとまたはマウスを乗せると 剥がしたあとの写真に戻ります)

次に自分が可能な限り調べたデータです。

  メーカー 品番 厚み mm 伸び % 粘着力 N/10mm
カモ井 6000 0.32 10 2.35
カモ井
6500ソラ
0.32 10 2.35
カモ井 6800緑 0.29 8 3.40
カモ井 6800桃 0.29 8 3.68
カモ井 6800茶 0.29 8 3.69
カモ井 6708緑 0.27 7 3.10
カモ井 6708ソラ 0.26 10 3.29
ニチバン No.108 0.31 9 3.30
ニチバン
No.106GR
0.31 9 3.00
ニチバン No.103B 0.27 7 2.97
ニチバン No.103G 0.27 7 2.97
寺岡 140A 0.28 3 3.54
寺岡 148A 0.32 10 3.53
日東 7500サンゴ 0.32 ? 3.34
日東 7500緑 0.32 ? 2.60
日東 7503サンゴ 0.29 ? 2.62
日東 7503緑 0.29 ? 2.62
マクセル 3335 0.32 ? 2.94
マクセル 3372 0.29 ? 2.94
マクセル 333035 0.31 ? 2.94
大関 データなし
アレンザ データなし
※数値は各メーカーで測定方法が異なるのであくまで目安です。物によってはN/25mmがあったので比例換算してN/10mmにすべて合わせました。(粘着力のNはテープを剥がす際に必要な力、mm数はテープ幅。例えばニチバン108の3.30N/10mmは10mm幅のテープを180°方向に300mm/分の速度で剥がす際に0.33kgの力が必要)

これ面白いのがカモ井の6800の3種類がそれぞれ粘着力が違うんですが(自分は色だけ違うと思ってた)1番粘着力の低い緑だけ極端に糊残りしたんですよね。ニチバンの103と106GRも粘着力自体は106GRの方が強いのに糊が残ったのは103の2つだったり他のメーカーのも見る限り糊残りとテープの粘着力はあまり関係無いのかな?っていう今回の結果でした。

おまけ

チョーキングした屋根にも貼ってみたよ(現場では絶対しませんが)

チョーキング面剥がし後

最後に

自分は新築のジョリパット吹付や塗替え時においてカバーした屋根は絶対に汚したり傷付けたくないので徹底養生するんですがマスキングテープだと次の日にめくれている事があってまた貼り直したりします。そうなるぐらいなら思い切って布テープで行きたくなるんですが糊残りが心配。という思いで実験してみました。

とはいえ、布テープには糊残り以外に手切れ性能や伸縮性等様々な項目があり今回の結果でテープ自体の優劣を付けるものでは無い事をご理解下さい。
季節や屋根材によっても実験結果は変わるかもしれませんのであくまで「夏場のスーパーガルテクトに対する糊残りの違い」として参考として下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。


.
記事提出者:株式会社 希塗装

タイトルとURLをコピーしました