木部剥離剤2メーカーの比較検証

大阪の㈱松岡塗装店の松岡です。
今回は昔の家によくある木製玄関扉を使って、2メーカーの剥離剤で剥離作業をしてみました。


比較前の状態
塗り替え時に茶色で塗り潰した、よくある建具です。


金物や付属品、ドアクローザーなどは全部取り外します。


建具の状態は一部、捲れがありました。
裏面はクリアーの生地仕上げで塗られていました。恐らくですが、クリアーの上にそのまま塗装したと思われます。


使用材料は①ミヤキの「ケストル」


②プラザオブレガシーの「剥離スーパーM-8」
の2種類です。


センターを境目に右がケストル、左が剥離スーパーM-8で作業を行いました。


剥離剤塗布後にマスカーでラップをしました。


同じ条件で比較するために、剥離剤塗布後は同じ時間置いて待ちます。
その為、忘れないように時間も記しておきます。


1度目の剥離作業はベッタチのみを使って塗膜を捲りました。


右側が1度目の剥離終了時の状態です。


左側も同じ様に剥離剤塗布後、ラップをして同じ時間置きます。


こちらも時間を記してます。


右側は2度目の剥離剤を塗りました。


右側2度目もマスカーでラップをします。


左側、1度目の剥離作業をおこないました。
右側に比べて、比較的簡単に塗膜が捲れました。
その後、左側も2度目の剥離剤を塗布し、同じ時間置いてから剥離作業を行いました。


左右ともに2度の剥離作業後の状態です。


その後、ケンマロンで左右ともに水洗いをしました。


左側の方が毛羽立ちが多く感じられました。


1日目の作業はここで終了です。


1週間ほど乾燥させた状態で、ランダムサンダを使って研磨していきます。
ペーパーは日塗技研ではおなじみのコバックスのスーパーアシレックス#120番を使用。


同じ様なチカラ加減で均一に研磨していきます。


また、細かな部分はペーパーを使って研磨します。


R型部分では、私はモジャと呼んでいますがR型に便利なペーパーも使いました。


研磨後の状態です。
見た目では左右に少し違いがあるのが分かると思います。


左側の剥離剤はベタ面に少し塗膜が残っているのが分かります。


右側の剥離剤はR部分に塗膜が残っていました。

最後に個人的な比較感想ですが、
左側の剥離スーパーM-8は、少しだけ特有のニオイがありましたが気にならない程度の臭気があり、剥離剤保存時の缶の膨らみもありませんでした。
ただ、剥離後の木部表面の毛羽立ちが多く感じられました。

右側のケストルは、鼻を突くような臭気があり、保存時の缶も膨れていました。
また、剥離後のペンキ塗膜残りが多かった様に思います。

総評としては、プラザオブレガシーの剥離スーパーM-8を用いて、時間調整を少し短くすれば毛羽立ちを抑えられ、残った塗膜は部分的に3回目の剥離で取ると下地を傷めず綺麗に剥離できるのかな?と思います。

この木製扉を用いて、次はまたまた苦手分野の灰汁洗いの比較を行ってレポートしたいと思います。



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記事提出者:株式会社 松岡塗装店

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