彩度の高い原色系の赤や黄色は非常に透けやすく仕上げ難い色です。
そんな色も下塗りを工夫する事で仕上げやすくなります。
今回は赤系の下塗りを検証してみました。
まず白とグレーの下塗りをした板を用意します。
使う材料はファインウレタンU100
「ストロングレッド」
調色せずにそのまま使います。
上塗1回目を塗布する
希釈は10%
大塚刷毛「マイクロエース」短毛にて塗布1回目
左の板の下塗が白/右の板の下塗はグレー
写真では分かりにくいですが
左は白が透けて見えています。
右は凹凸部が少し透けっぽいですがほとんど色がのっています。
※タップすると画像が変わります
※画像の外側をタップすると元の写真に戻ります
乾燥後、上塗2回目を塗布する
白で下塗を行った板は 1回目よりは色がのってますがまだ白が透けて見えます。
グレーで下塗を行った板は しっかり色がのり、透けは見えませんでした。
「ストロングレッド」上塗2回目 乾燥後
※タップすると画像が変わります
※画像の外側をタップすると元の写真に戻ります
結果
原色赤系の上塗りの下塗りはグレー!
次回は原色黄色系の下塗りの色を検証します。
日本塗装技研では下塗りの色にも着目し美しい仕上がりを追求しています。
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記事提出者:株式会社 熊王塗装店